一記一遊ブログ

大学生活の中で起こった日々の出来事を日記形式で書き溜めていくブログ。現在1回生。

入学式

今日はみやこめっせ京都で行われた入学式に参加した。みやこめっせ入口付近は入場を待つ新入生及びその親と、アルバイトの勧誘をしに来た塾などで入り乱れていた。新入生は約3000人いるらしい。当然の混雑だな。会場に入ってからも、大量の座席と人に囲まれているため、かなり巨大なホールだったのだろうが、あまり広さは感じなかった。体感する広さにはその空間がどれだけ物で満たされているかが関係しているのかもしれない。

式が始まると突然オーケストラの生演奏が始まり、曲のラストになると偉い人たちが壇上に現れた。オーケストラはおそらく大学のサークルの一つだったが、本格的な演奏で大学生の本気を感じた。

壇上には見たことのない幅で金の屏風が置かれており、こちらは大学の本気を感じた。

総長の祝辞から始まったが、当然ながら話は長く、話を切り上げそうな雰囲気が出たと思っても、「次にみなさんにお伝えしたいのは———」の一言で続行するというのが繰り返された。そんな話を、総長の「critical thinking」の発音が良いなーなどと考えながら聞いていたところ、隣に座っていた女性新入生が睡魔に屈し、頭がこちら側にどんどん傾いてきた。このままだと僕の肩を枕にする状態になってしまう。こんなの電車以外で起こるのかと驚きながら、しかし頭は僕の肩に触れ始めたので何とかせねばならない。とはいえ手で触れて起こすのは何となく憚られたので身じろぎを駆使して気づかせることにした。あくまで自然な感じで身じろぎを繰り返し、その度に少し起き上がってはまた傾いてくる頭。このせめぎ合いが数ターン続いた時、総長の話が終わり、拍手の音で目を覚ましたのか、その後頭が傾くことはなかった。お互い気まずい感じにならなくて良かった。話を終わらせてくれてありがとう、総長。でも睡魔が襲うような話をしていたのは総長だから結局悪いのは総長か。

来賓の祝辞はこの大学の卒業生である青山愛さんからのスピーチだった。正直なところ誰なのか知らなかったが、直前に総長がやたらと青山さんを持ち上げ、スピーチが楽しみだとハードルを上げていっていたので、それなりにすごい人なのだろうということは察せられた。国際機関で活躍しているだけあり、英語の発音は先ほどの総長よりはるかに良かった。

2つの祝辞の内容としては、友達を作り、困難なことにこそチャレンジしろということだったので、来週からはもう授業が始まるが、難しいことにも飛び込んでいきたいと思う。