一記一遊ブログ

大学生活の中で起こった日々の出来事を日記形式で書き溜めていくブログ。現在1回生。

図書館探検

今日は初の木曜授業を受けたのだが、問題は時間割である。必修などで動かせない教科の関係で1限と5限、つまり8:45からの1コマ目と16:45からの2コマ目しかない、およそ6時間間隔が空くスカスカ日なのだ。圧倒的暇…ッ! まあ課題をやれというご指摘はごもっともなのだが、まだ一週目なのでリズムを掴めていないということも大きいのだ。

とりあえず行く所がないので大学内にある図書館に向かう。図書館はまだ行ったことがなく未知の世界が広がっている。入ってみると入り口には学生証をかざす改札があり、部外者は入れないシステムになっていた。学生証をかざしてみる。フォーンと、思っているより軽めの音が鳴る。なんだかゼルダの伝説とかの認証装置の効果音に似てる気がした。

入ってすぐのところには本を検索するパソコンが何台か置いてあったのだが、その効果音はやよい軒の食券の券売機の効果音と同じだったな。

1階は学術的な本のコーナーのようで、ありとあらゆる辞書が置いてあった。英語はもちろん、韓国語、蒙古語(モンゴル語のことか?)沖縄古語までの辞書があり、心が惹かれる。さらに奥へ。言語の次は文化の本が置いてあり、アニメーション辞典や世界児童文学辞典は面白そうだなと思ったものの、開いてみると中身は思っていたより学術的なテイストで渋かったな。あんまり面白くなかった。もっと絵とかを期待してたのに。

さらに進んで最奥まで来ると「人間の許容限界辞典」なる極厚の辞典を発見した。内容は人間の視覚や聴覚のmaxといった知覚の限界に始まり、運動能力やストレスへの耐性の限界など多種多様な人間の限界がこれもしっかり学術的なテイストを保ちながら綴られていた。でもこれはちょっと面白いぞ。どこまで耐えれるのか、というこの怖いもの見たさの心がくすぐられるテーマは魅力的なのだ。

到底全貌を把握できないほどの大ボリュームなので目次を見て特に気になるものを見ることにした。まずは「運動」の節の「座位」。姿勢の良さには色々な観点があるらしく、力学的に安定する姿勢から、医学的に体に良い姿勢、見た目が美しい姿勢まで様々だ。医学的には座ることは体を休める効果があるものの、お尻の骨付近に圧力が集中するので時々体を動かして血流を良くしないと尻が壊死するらしい。怖いな。特に下半身不随など、感覚がないため異常に気づくことができない場合が危ないらしく、クッションを使って圧力を分散させるのが良いとのことだった。そりゃそうだろうな。で、そのクッションも古くなって萎れていると圧力を分散しきれないので、新しいものに交換した方が良いらしい。まあ、そりゃそうだろうな。当たり前感はあるものの、それをしっかりエビデンスを示して書いているあたりの本気度も面白い。

「睡眠」の節も読んでみた。どうやら断眠記録なるものが存在するらしく、アメリカの当時17歳の少年が叩き出した264時間12分が人が眠らなかった最長時間らしい。それだけ起きてると幻覚を見たり、攻撃性が高くなったり、1、2秒だけの瞬間的な睡眠を繰り返すようになったりするらしい。アメリカの少年が達成したというのが若気の至り感があっていいな。もっと他に頑張ることあっただろ。

なかなかにディープで面白い世界が広がっているということが分かったのでまだまだ探検を進めていこうと思う。