一記一遊ブログ

大学生活の中で起こった日々の出来事を日記形式で書き溜めていくブログ。現在1回生。

FIFAとの出会い

今日は家に帰ってからFIFA23をしていた。言わずと知れたサッカーゲームで、パッと見本物の試合と見間違うようなリアルさが売りだ。サッカーゲームをやり始めたのが、2年前のカタールWカップ後からで、あの日本代表の活躍を見て見事ににわかファンになりサッカーというスポーツそのものに興味が出始めたのがきっかけだ。その頃は当時中学生だった弟と対戦をして、どちらも下手なので拮抗した勝負を繰り広げていた。

当時はSwitchに入れてあったFIFA19をしていたのだが、突然サッカーゲームに目覚めた僕らを見た父親がその時の最新版であるFIFA23を買ってくれた。4年分の進歩を一気に経験したのでまるで違う世界が広がっていた。グラフィックの改善はもちろん、新アクションや戦術の細かさなどかなり新鮮だった。当然選手もリアルタイムで活躍している選手が反映されていて、現実の試合中継で良いプレーをしていた選手をゲーム内でも使ってみることができるというにわかファン心をくすぐる要素も良かった。

その頃から弟が少しずつ上手くなり始め、僕の方が負けこすようになっていっていた。これはまずいと思い、ボールホルダーに突っ込んでいくだけだったザル守備を、ある程度の距離を保って誘い込むディフェンスに変えたり、攻撃時には前にドリブルするしか能がなかったのを、緩急をつけ、マイナス方向にも進むことでパスコースを作るようにしたりと技術的に改善していくフェーズが始まった。弟は謎にロングシュートへのこだわりがあり、初めの方は打っているだけのシュートだったのだが、段々と上手くなっていき、普通に理不尽ロングシュートを決めてくるようになってしまった。正直、こちらが一生懸命ショートパスをつないでやっているのに、中盤ぐらいからロングシュートを連発されると何だかズルいなと感じてしまう。それを防ごうと中盤でボールホルダーに守備を寄せていく対応をすると裏をとるパスを通されてしまう。小賢しい!

そうこうしているうちに僕が受験の年となってしまった。やはりゲームなんかしている場合ではないと思い、ゲームを禁じようとしたのだが、まあ息抜きも必要だよななどと言い訳をして週末の数時間だけゲームするという習慣になった。その時にせめてもの姿勢として、ストーリーのあるゲームは熱中してしまうからやめておこうというルールを作った。そうなるとFIFAはストーリーがなくて面白いので定番のゲームとなった。

その頃はFIFAの中でも、一人の選手になりきり、練習や移籍交渉も行うキャリアモードをするようになっていた。選んだのは三笘選手が在籍しているブライトンというチームにいたランプティという選手。身長が160cmぐらいでサッカー選手としてはかなり小さく、それでいて足がめちゃくちゃ速い、さらに顔がかわいいという特徴だらけの選手で、現実の試合中継でも注目していた選手だったのだ。結論から言うとこれがめちゃくちゃ当たりで、この選手はサイドバックなのだが、このポジション、ディフェンダーでありながら、前線に駆け上がりチャンスメイクもするし、近年では中盤の選手たちに混ざってパスを繋ぐという、非常に役割の多いポジションなのだ。だからこそ、全く飽きが来ず、自分の活躍次第でチームの出来が大きく左右されることからダメだった時の悔しさ、上手くいった時の達成感を存分に味わうことができる。今からキャリアモードを始める人には迷わずサイドバックを薦めるぐらい面白かった。

そんなこんなで1年弱FIFAしかやっていなかったため、自由にゲームを選べる状態になった今でも、2週間に1回ぐらい無性にFIFAがやりたくなる身体になってしまった。キャリアモードでゴールを決めることで、比較的簡単にアドレナリンが出るため、これは一種の中毒なのかもしれない。ただ一つ難点があるとすれば、キャリアモードでは怪我というシステムがあり、試合中に負傷すると負傷の程度に応じて一定期間試合出場ができなくなるのだが、僕が使う選手がことごとく負傷していってしまうのだ。今、2選手が大きめの怪我をしてゲーム内時間で5ヶ月と7ヶ月の出場停止期間を抱えてしまっていて、その期間中はただ日程を進めて監督からの評価が下がっていくのを眺めるしかないのでそのデータを進める気力がなくなってしまっている。リアルさ故の苦しみなのだろうが、辛いなー。