一記一遊ブログ

大学生活の中で起こった日々の出来事を日記形式で書き溜めていくブログ。現在1回生。

野球体験会のお手伝い

今日は小学生の弟が所属していて、僕も小学生の時にお世話になっていた少年野球チームの体験会のお手伝いに行った。そのチームは地域の小学生を対象としていて、主としてそこに所属する子供の親がコーチとして運営されている。僕の父親と母親も今日の体験会の運営をしていたのだが、今日は体験性が20人ほどくるという大盛況ぶりできっと僕も役に立てただろう。現在チームには小学1年生から6年生まで20人ほどが在籍していて、上手さのレベルもまちまちなのだが、僕は現役時代、決して上手い側ではなかったので、頑張っているものの、エラーをしてしまったりしている子を見ると親近感がわき、応援したくなる。まあ僕の弟は僕と違って上手い側の人間で、投げる球も鋭く、プレーもしっかりとしているのだが。なぜここまで差が出るんだ。僕も頑張ってたんだけどなあ。やはりフライの落下地点を読むのがずっと苦手だったことを考えてみるとセンスがなかったのかもしてない。

体験会では、キャッチボールとトスバッティングを柔らかいボールでやってもらう流れとなり、僕はバッティングの方のお手伝いをしていた。初めは玉拾いに従事していたのだが、途中からトスをする側をやることになった。なかなかに責任重大な役である。低学年の初心者の子に対し、トスを投げるも、うまくバットに当たらない。球数が増えるにつれ、野球つまんねえとか思ってたらどうしようと僕の方も焦りが出てくるのだが、この時期の子に技術的な面のアドバイスをしてもうまくいかないのは身をもってわかっているのでどうしようもない。とりあえずめっちゃ褒めて励ます。そうすると不思議なことに打てるようになったりするのだ。なんだみんなセンスあるのか。

やっていく中でバットの振り方をできるだけ簡潔な言葉で伝える方法がわかってきた。最初の構えで、しっかりとバットを後ろ側に引くということを伝えるのだ。これができていると、トスされたボールに対して振ると自然とスイングに勢いがついて安定し、当たりやすくなるのだ。やはりこのねじれのパワーはもちろん上手くなってからも使う技術の一つだし、人間の身体の構造的にも理にかなった動きなのかもしれない。

大谷選手が全国の小学校に送ったというグローブも見た。小さく、ビニール製だったので、あれ、こういう感じなのかと一瞬思ったのだが、低学年が使うということと、いきなり送られてきた時に革製だと最初は硬いしメンテナンスも大変だということを考えるとこれがベストなんだなと納得した。あとデザインがカッコいい。

久しぶりに野球に触れたが、やっぱり面白いスポーツだなと実感した。あれだけ色々な技術が、全員に必要とされるスポーツは他にはないし、打球が遠くまで飛んだ時の爽快感や、難しいゴロをさばいた時の美しさなども魅力である。あんまり上手くはない僕だったが、人生の中で野球に出会えて良かったなとは心の底から思う。