一記一遊ブログ

大学生活の中で起こった日々の出来事を日記形式で書き溜めていくブログ。現在1回生。

スポーツチャンバラ5 〜逆手二刀!?〜

今日はスポーツチャンバラサークルの活動に参加した。もはや新歓の時期も終わりかけ、練習という色合いが濃くなっている。今回参加していたのは、これまでも新歓を運営してくださっていた先輩方と、新しく入部した1回生たち、それに加えてこれまでも何回か体験に参加していた体験生数人だった。

ウォーミングアップ後はリーチの長さを体感する練習をした。床に目印をつけ、そこに後ろ足を置き、そこから後ろ足を動かさずに前足の踏み込みだけで前に打ち込むという練習だ。構えている時は届かなさそうに見えても、前足の踏み出しと体の伸びでかなりリーチが伸びるということを身を持って感じた。もちろん、実際の試合内では打った後すぐに防御するのが基本であるため、そこまで前に伸びるということは少ないのだが、そこの瞬発力を上げられれば実践でも最大リーチで戦えるということだ。これは伸び代だな。

その後は小太刀で実戦をした。数日前に井上尚弥対ルイス・ネリ戦を見て、近い間合いでの攻防に憧れが出てきていた僕はそのようなインファイトに入るタイミングをうかがっていたが、なかなか大きく踏み込む勇気は出なかったな。特に初手から飛び込んで圧してくる相手の時には防戦一方となってしまい、効果的にカウンターを打つことができなかった。やはりガードの精度向上とカウンターへの切り替えも成長せねば。いざ構えあってみると、互いが一定の距離を保っている状態では、打てるところが小手か足ぐらいしかないことが分かる。飛び込みで捨て身の面をうつというのは僕の得意技なのだが、捨て身でない戦法も身につけておきたいという思いもある。そうなると今の間合いからもう1歩踏み込んだ位置で、戦う必要があるが、剣道時代から近めの間合いは苦手だったので正直うまくやれる気がしない。剣道では後ろに離れるか、逆に相手の懐に飛び込んで鍔ぜり合いに持ち込み、打たれることなく離れるか、しかしてこなかったため、苦手なままだったのだ。

さらにその後は団体戦をした。チーム内で担当する武器を選ぶのだが、今回は公式ルールにない武器の組み合わせも加わったカオス回だった。僕が選んだのは「逆手二刀。」その名の通り、長剣と小太刀といういつもの二刀流の組み合わせはそのまま、それを両方とも逆手に持って扱うというもの。逆手という全くやったことのない持ち方で、攻撃、防御ができるのかは未知数だ。逆手で持っている以上、リーチは期待できないので、小太刀は防御専用になるかなあという予想。長剣の間合いで立ち回り、うまく防御しつつ遠目から長剣を当てようかなという作戦を立てた。

試合開始。相手はサウスポーで、左手側に長剣を持っている。開始とともに距離を詰めてきた。正直苦手な展開。ズルズル後ろに追い込まれる。長剣での連続攻撃が来る。左手に持った小太刀でなんとかガードするも、受け止める位置が甘かったのか、絶妙に相手の剣がガードの上から僕の体に触れる。一旦試合が止められたが、攻撃が浅かったとして続行となった。助かったぜ。引いても押し込まれるだけだとわかったので、頑張って相手に圧をかけ、前に出させないようにする。それでも相手は左小手を狙って積極的に攻めてくる。なんとかかわす。戦況は芳しくないが、流れの中で若干遠目の得意な間合いになった。ここだ、となんとなく感じた僕は、小刻みなステップで間合いの微調整をしつつ、相手が動き出しそうなタイミングで急に体勢を低くし、右手に持った長剣で相手の足を刈り払った。相手は不意を突かれたのと動き出すタイミングだったのとで避けることができず、僕の勝利となった。しかし途中怪しいシーンは何度かあったので、やはりガードの精度は課題だ。あと逆手で持っていいことは多分なかった。

今日は特殊な武器、構えで戦い苦労したが、正直なところ僕もそのような新しい流派を開拓したいという思いがあるので常識にとらわれず、試行錯誤していきたい。