一記一遊ブログ

大学生活の中で起こった日々の出来事を日記形式で書き溜めていくブログ。現在1回生。

スポーツチャンバラ12 他大学との合同練習会!

今日はいくつかの大学が合同となって行われたスポーツチャンバラの練習会に参加した。うちのサークルでいつも指導やお世話をしてくださっているOBの方の車に乗せてもらい、会場となる別の大学へ向かう。道がとても混んでいる。やはり観光地・京都は人が多いなあ。

今回参加していたのは5大学、人数は30人ほどで、大学内の武道場的なスペースで行われた。準備体操の後、まずは小太刀で軽く練習をして、その後小太刀、長剣で回り稽古をした。みんな上手い。キレがあって、的確だった。

長剣でこれほど長く回り稽古をしたのは初めてだったが、その時間の長さが幸いしてか、いつもより感覚が良かったな。普段は小太刀との重さ、リーチの違いでうまく感覚をアジャストできずにぎこちない動きになってしまうのだが、今日は相手のリーチギリギリのところで待ち、相手が飛び込んできたところで避けてカウンターという形が作れていた。なかなか良い感じ。

もちろん対戦する相手も強い。こっちが自分から打ってこないのに焦れて飛び込んでくる相手は対処できても、そこでも焦らず、一歩近づいた間合いに入り込み、そこで技を積極的に振ってくる相手には防戦一方となってしまう。どんどん追い詰められて、最後には防ぎきれずやられてしまう。難しい。

回り稽古の後には武器種ごとに別れてトーナメントとなった。小太刀・長剣・二刀流・ショート種目・ロング種目の5種類である。ショート・ロングとは、主にリーチの長さで分類する方法らしく、ショートには小太刀・盾小太刀・両手持ち長剣が、ロングには残りの長剣や盾長剣、二刀流、さらには槍や棒などが当てはまる。自由形的なやつだな。

僕は長剣の部を選ぶことにした。今日感覚が良かったのでこれで勝負してみたい。全体の人数が30人ほどなので、トーナメントとは言っても6人の中で戦うだけだ。優勝も夢じゃないゾ。

最初の相手は何だか強そうだ。面の下に手拭いを巻いているというガチっぽさ。風向きが怪しくなってきた。対面する。まずは様子見をしたいところ。相手の戦い方のタイプを見極めていきたい。細かいフェイントを出して反応を見る。あまり反応してこない。反応してくれないと隙を作れないので攻めるのが一気に難しくなる。相手が詰めてきた。小手を狙われたので腕を引いて避ける。そのまま少し距離をとって再びせめぎ合い。防戦一方ではだめだと思い、意を決して面へのフェイントから足元へ飛び込む。捉えた! が、相手も同時に僕の面を打っていた。相打ちである。仕切り直しだ。捉えはしたことで、頑張ればなんとかなるかもしれないという希望が生まれる。足の次は面打ちをしよう。飛び込むタイミングを探っていくぞ。相手の攻撃が鋭くて速いので、間合いを詰めるのに抵抗がある。少しパニックになってきている感じもある。もう感覚に任せて勢いで飛び込むしかない。えいっ。飛び込みながら前に伸ばした剣は、のけぞった相手の顔前を通り過ぎ、空を切った。その直後に放たれた相手の胴打ちが僕の体にヒットした。相手の一本だ。負けたーー!

敗因はやはり間合いだろうか。焦って遠目から飛び込んでしまったことで、相手に対応させてしまった。フェイントの効果も薄く、牽制ができなかったことで間合い調整の主導権を握れなかったのが痛かった。初の対外試合は悔しい結果となった。

で、でも、その相手は結局長剣の部で優勝してたし! 僕も組み合わせによっては2位になってたかもしれないし!

とは言っても他の人もとても強そうだったのでまあまだ精進が必要ですな。

二刀流の試合や、槍の試合も見たのだが、これもなかなか凄かった。二刀流は、長剣で牽制していたかと思ったら、相手の攻撃を小太刀で受けて同時に長剣で反撃するというのを超高速でやっていて、スパパパアッン!!! と音が鳴ったと思ったら片方がやられているという意味のわからなさだったな。何が起こったか全く分からん。

槍はとにかく長かった。あと、突きも高速なので、ガチャガチャ打ち合っているなと思ったら突然スッと一突きが通るという一種の美しさがあったな。防御をすり抜けて相手をしっかりと捉えられるのがすごい。

見ているだけでも価値があったし、練習の時にも色々とアドバイスをもらえたので非常に良い経験となった。今まで長剣には特に思い入れはなかったが、今後ちょっと頑張ってみようかな。また1つ強くなるぞ。